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産み分けゼリーに副作用はある?知っておきたい基本情報とは

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コラム監修医師
CGLメディカルアドバイザー

マークW.サリー博士
Mark W. Surrey, M.D.

UCLA Clinical Professor

生殖内分泌学者

不妊治療専門医

UCLA医療センターで研修医として勤務後、ロンドン大学、ハマースミス病院で生殖内分泌学および不妊治療の研究に携わり、ロンドン大学とメルボルンのモナッシュ大学で着床前診断の研究を行ってきました。 米国の主要な学会であるAmerican Association of Gynecologic Laparoscopists(AAGL)、 Pacific Coast Reproductive Societyで会長を務めた経験もあり、“Best Doctors in America“のTOP100人の一人に選出されています。

多才な実績はロサンゼルスタイムズやCNN、Fox、CBS、ABC、NBCなど多くのメディアで紹介されています。

産み分けに使うゼリーが販売されていますが、「ゼリーで何か悪い影響はないのだろうか?」という考えが頭をよぎることもあるでしょう。今回は、産み分けゼリーには副作用がないのかどうかを解説していきます。ゼリーの副作用やリスクについて、確認しておきたい方は参考にしてみてください。

産み分けゼリーとは?

産み分けゼリーとは、膣内の酸性濃度(pH)を調整することができる産み分け用品の一つです。性交時にゼリーを膣内に直接注入して使用することが基本となります。

 

女の子を授かりたいときは「ピンクゼリー」を使用し、膣内を酸性にします。一方、男の子を授かりたいときは「グリーンゼリー」を使い、膣内をアルカリ性に傾けると良いといわれています。

 

膣内のpH値を調整することが産み分けにつながると考えられている背景には理由があります。精子には女の子が生まれる「X精子」、男の子が生まれる「Y精子」がありますが、それぞれ活動しやすくなる条件が異なるのです。

 

X精子は酸性に強く、アルカリ性に弱いですが、Y精子はその逆になります。Y精子はアルカリ性に強く、酸性に弱いという特徴があります。産み分けでは希望する性別の子供が生まれる精子が生存しやすい環境を作ることがポイントであり、産み分けゼリーで酸性濃度を調整する方法が広まっています。

 

産み分けゼリーの気になる副作用やリスクとは?

「希望の性別の赤ちゃんは授かりたいけれど、ゼリーを使うのは少し心配」という方もいるでしょう。ゼリーは膣に注入して使うので、女性の体や赤ちゃんに悪い副作用が生じないか、不安がよぎるものです。

 

しかし、産み分けゼリーの使用に伴う副作用は確認されていません。産み分けゼリーは100%天然成分でできていることがほとんどであり、人間の体に副作用は生じないといわれています。

 

ゼリーの成分はピンクゼリーとグリーンゼリーでも異なりますが、例としては、クエン酸や水溶性コラーゲン、塩化ナトリウムなどが挙げられます。原料は食物であり、普段の生活でも馴染みのあるものばかりなので、副作用の心配はほとんどないといえます。

 

成分が表示されている産み分けゼリーであれば副作用の心配もありませんが、海外で製造された一部のゼリーでは、注意が必要です。ゼリーの成分が表示されていない場合は少し不安も残るため、副作用や安全性が気になるときは使用を避ける方が無難でしょう。

 

産み分けゼリーに興味があって、どの製品を選べばいいかわからない人は、医師から処方してもらったゼリーを使用すれば安心です。

産み分けゼリーの使用に伴う注意点

産み分けゼリーの使用を含め、膣内の酸性濃度をコントロールして産み分けの確率を上げる方法では、少し注意する点があります。X精子、Y精子のどちらかの働きを抑えることになるため、それだけ受精する確率は低下します。

 

年齢が高まるにつれて不妊のリスクは上がっていくため、赤ちゃんを授かることを優先する場合は、そもそも産み分けを試みないという選択肢もあります。産み分けゼリーの副作用ではありませんが、このような側面があることは念頭に置いておきましょう。

 

どうしても赤ちゃんに希望する性別があるのか、まずは少しでも子供を授かる可能性を高めたいのか、考え方はそれぞれです。高齢出産を予定しているなど、状況をふまえてご夫婦で話し合ってみることも大切です。

 

産み分けゼリーを使うとダウン症や奇形のリスクが上がる?

産み分けゼリーを使って性交すると、障害児が生まれる可能性が高まるという噂がありますが、その根拠はありません。

 

ダウン症候群の場合、21番目の染色体の数が1本増える異常が主な原因となり、母親の年齢が高まるとリスクが上昇します。女性が年齢を重ねるにつれて、卵子が老化し、細胞分裂時に染色体を均等に分けられなくなることが原因と考えられています。また、アルコールや喫煙、薬などの影響によって、赤ちゃんに障害や奇形が発生する可能性が高まることもわかっています。

 

このように、障害の発生リスクを高める要因については、さまざまなことが明らかになっています。しかし、産み分けゼリーは膣内の酸性濃度を調整するものであり、それが障害児や奇形のリスクにつながることを示すデータはありません。あくまでも膣内の酸性度を調整する作用があるだけなので、産み分けゼリーが母体や胎児にとって有害になることはないと考えて良いでしょう。

産み分けゼリーには副作用はなく安全といわれているが確実性はない?

ゼリーを使った産み分けには副作用がないため、家庭でも実践しやすいです。副作用やリスクがない点では安全だといわれていますが、確実な産み分けができるわけではありません。

 

産み分けのために何もしなければ男女が生まれる確率は概ね半々ですが、産み分けゼリーを使えば産み分けの確率が70〜80%ほどになると考える人もいます。ただ、実際にどれくらい確率が上がるのかについては、確かなデータはありません。

 

産み分けゼリーでは、膣内の酸性濃度を変えて希望の性別の赤ちゃんが生まれる精子を生存しやすくします。その精子が確実に卵子に辿りつく保証はありません。何もしないときと比較して、ゼリーを使えば「産み分けの確率が少しは上がるかもしれない」ととらえておくと良いでしょう。

 

ほぼ確実に男女を産み分けたいというご希望があれば、産み分けゼリーとは違う方法を検討する必要があります。

 

ほぼ確実な産み分けが可能なCGLの着床前診断とは?

着床前診断とは、受精卵の段階で染色体異常を調べる検査のことであり、妊娠してから行う出生前診断とは異なります。受精卵に染色体異常があると着床しにくく、流産しやすい状態になってしまうため、異常のない受精卵で妊娠に至ることを目的としています。

 

着床前診断では、受精卵の染色体を調べる際に、男の子と女の子のどちらが生まれるかがわかります。希望の性別の赤ちゃんが生まれる受精卵を子宮に戻すことで、高い確率(統計上98%以上と言われています。)で産み分けが可能となるのです。着床前診断自体の母体への副作用はほとんどないため、安心して受けられる検査であることもメリットです。

 

着床前診断のあり方は、国や地域によって異なりますが、日本では産み分けを目的とした着床前診断はできないことになっています。臨床研究は行われていますが、日本産科婦人科学会が定めた条件があるため、誰でも受けられるわけではありません。

 

しかし、日本にいながらにして、希望者が受けられる着床前診断も存在します。それは株式会社Cell and Genetic Laboratory(CGL)という会社の着床前診断プログラムであり、日本の医療機関で体外受精をしたあと、受精卵または受精卵の細胞の一部を米国の検査機関に輸送する仕組みになっています。海外に渡航する必要はなく、男女の産み分けが目的の場合でも検査の対象となります。

 

産み分けゼリーの使用も着床前診断も副作用がなく、安全性が高いという点では共通していますが、やはり確実性という面では違いがあります。産み分けの確率を重視する方は、CGLの着床前診断について調べてみてはいかがでしょうか?

※本コラムは掲載日時点での情報です。検査名称、検査機関、価格等については変更となる恐れがあります。 最新の情報はHP等でお確かめください。

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