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高齢出産では自閉症の発生率が高まる?男女の年齢が上がることによるリスクとは

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コラム監修医師
CGLメディカルアドバイザー

マークW.サリー博士
Mark W. Surrey, M.D.

UCLA Clinical Professor

生殖内分泌学者

不妊治療専門医

UCLA医療センターで研修医として勤務後、ロンドン大学、ハマースミス病院で生殖内分泌学および不妊治療の研究に携わり、ロンドン大学とメルボルンのモナッシュ大学で着床前診断の研究を行ってきました。 米国の主要な学会であるAmerican Association of Gynecologic Laparoscopists(AAGL)、 Pacific Coast Reproductive Societyで会長を務めた経験もあり、“Best Doctors in America“のTOP100人の一人に選出されています。

多才な実績はロサンゼルスタイムズやCNN、Fox、CBS、ABC、NBCなど多くのメディアで紹介されています。

高齢出産といえば何かと不安が伴うものではありますが、自閉症の発生率は高まるのでしょうか。今回は、男性と女性の年齢が上がることによって、どのようなリスクがあるのかを解説します。高齢出産に伴う自閉症、発達障害、染色体異常などについて不安をお持ちの方は参考にしてみてください。

高齢出産では自閉症のリスクが高まるのか

高齢出産とは、35歳以上の初産と定義されています。女性の年齢が高くなると、染色体異常の発生率が増加し、着床しにくく、流産しやすい状態になることがわかっています。無事に出産まで至ったとしても、ダウン症候群などの障害が発生するリスクが高まります。

 

女性の年齢と密接な関係があるのは染色体異常ですが、出産時の年齢が上がることで、自閉症のリスクが増加するという研究報告も確認されています。その中では、40歳以上の女性では、30歳未満の女性よりも、自閉症の子供を出産する確率が倍増すると言われているのです。

 

報告によって違いはあるものの、女性の年齢と自閉症の関連性を示す報告があることは事実です。

 

高齢出産で男性の年齢が高い場合の自閉症リスクについて

親の年齢と子供の障害については、母親となる人の年齢が注目されることが多いです。実際、高齢出産の定義も女性の年齢だけに焦点が当てられています。しかし、男性の年齢が高くなると、子供の精神疾患や発達障害のリスクが上がるという報告も散見されます。

 

例えば、男性の年齢が上がることによって、自閉症、注意欠陥多動性障害(ADHD)といった発達障害、統合失調症、双極性障害といった精神疾患のリスクが上昇するという見解があります。また、小児がんや1型糖尿病などの病気のリスクが高まるという報告もみられます。

 

自閉症のリスクを含み、男性の年齢が上がることによって子供への影響が生じる可能性もあります。男女ともに年齢が上がれば、必ず病気や障害のある子供を授かるわけではありませんが、リスクの上昇が気になるときは、早めの結婚や出産を計画すると良いでしょう。

 

高齢出産では染色体異常や自閉症以外の注意点もある

女性の年齢が高いと染色体異常のリスクが上がり、男性の年齢が高いと自閉症などのリスクが上昇するとされていますが、それ以外にも知っておきたい注意点があります。

 

母体の年齢が35歳以上の場合には、妊娠中に妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群になる可能性が高まります。

 

妊娠糖尿病は自覚症状がほとんどありませんが、悪化すると母子に合併症が生じるリスクがあります。状態によっては、流産や早産のリスクが上昇したり、赤ちゃんの形態異常や機能不全につながったりする恐れもあります。

 

妊娠高血圧症候群の場合、軽症のときはほとんど治療が必要になりませんが、重症になれば血圧管理が欠かせません。そして、早産や帝王切開の確率も上がってしまいます。高齢出産を予定している場合は、このようなリスクが高まることを念頭に置いておきましょう。

 

高齢出産による自閉症のリスクなどの不安を減らしたいときは着床前診断を

高齢出産では、染色体異常や自閉症などのリスクについて不安を感じるものです。すべてのリスクを解消することは難しいですが、着床前診断の検査を受ける選択肢もあります。

 

着床前診断とは、体外受精で得た受精卵について、遺伝子や染色体の異常を調べることができる検査です。検査の結果、異常がないと認められた受精卵だけを子宮に戻して、着床、出産に至る技術となります。

 

着床前診断では、染色体異常を調べるので、ダウン症候群などの障害の発生を防ぐことが可能です。そして、着床率を上げ、流産の確率を減らす効果も期待できます。自閉症などの発達障害のリスクを下げることはできませんが、高齢出産に伴う不安を減らすことにはつながります。

 

日本で着床前診断を受ける場合、株式会社Cell and Genetic Laboratory(CGL)のプログラムであれば、希望者が検査対象となります。このプログラムでは、米国で豊富な実績を有する検査機関に受精卵を輸送するため、日本にいながらにして完結します。

 

また、CGLの着床前診断であれば、高確率で男女産み分けも可能となります(統計上98%以上といわれています)。希望の性別の赤ちゃんを授かる染色体を有する受精卵を着床させることで、産み分けできる仕組みとなっています。

 

高齢出産では、染色体異常や自閉症などさまざまなリスクを伴います。少しでも不安を減らしたいとお考えの場合は、着床前診断を検討してみてはどうでしょうか。

※本コラムは掲載日時点での情報です。検査名称、検査機関、価格等については変更となる恐れがあります。 最新の情報はHP等でお確かめください。

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